物語

ぼくと幼女の思い出

その日、自分は幼女と遊んでゐた。 ──いや、いやいや、いやいやいや。 そんな、アグネ■さん(誰?)が跳び蹴りしに来たり、 某国の都知事が障子を破りながら攻め込んできたり、 そういう展開には ならないので安心してください! 「R-18 か月」程度の話です…

トロが逃げていった日(の思い出)

プロローグ──(終わりと)始まり 羽の生えたウサギのように、 急ぎ足で 1 月は飛び去っていった。 新顔の 2 月が来たばかりの今日、 考えたくなかったことが起きる。 自分の家族である猫が家を出ていったのだ。 第 1 章──幸せな日々(だった) 朝 5 時ごろ、…

絶対に笑ってはいけない洋館

某・大好きなテレビ番組とは無関係の、 三国一くだらない小説を書きました。 構想 15 分間(夕食を食べながら)・ 執筆 1 時間の超大作をどうぞ! 1 生まれてこの方、私は笑ったことがない。 なにしろ、生まれた瞬間には泣いていたほどだ。 ──というくだらな…

納豆の食べ方について

今日は、納豆の食べ方について考えてみましょう。 一般的に、納豆を食べる話と言えば、 まずは「混ぜ方」の講釈から始まります。 ワタクシこと、あじもすの流儀は、下記のとおりです: まずは、パッケージを開ける。 次に、セロファン(?)の上に置いてある…

暗いキッチンと もす子ふたたび

台所の照明が点かなくなりました。 オカンが大弱りですよ。まぁ、あじもす家(母子家庭)では、 自分は台所・オカンはリビングで食べるので、 台所が暗くて困るのは、自分だけですケド。──あ、この件で同情とかは不要です。 同情するなら金をくれ!(さいて…

あじ☆もす子の憂鬱

さすらいの「モスガール」(※1)、あじ☆もす子の朝は遅い──。(※1)moth girl: 蛾のようにモサモサした女の子(←?) もす子「とりま、つけま、つけま」(訳: 【とり】あえず、【ま】ぁ、【つけま】つげを【付けま】す) もす子「ファミマ、ピリマ、かいま」…

人類補完計画の要

加持「人類補完計画の要ですね」 ゲンドウ「そうだ。最初の人間、──MDMA だよ」 加持「……」 ゲンドウ「……」 加持「えっ」 ゲンドウ「えっ」 加持「……ちょwwwこれwwwwwおかしくないスかwwwwww?」 ゲンドウ「なにがぁ?」 加持「これって、例の固形物ですよね…

5 秒後の未来

目を閉じて、軽く念じる。 それだけで、ボクには 5 秒後の世界が見える。 ──すごい!そう喜んでいた自分は幼かった。 何も良いことはない。 たとえば──。「事故が起きるのを予知して防いだ」 という SF モノで定番の状況にもならない。 たまたま事故の 5 秒…

見えない彼女

彼女は、ボクだけが見られる。触れられる。 ほかの人には、彼女は見えない。触れないのだ。 誰とでも会話はできるようで、そこだけが不満だが、 何しろほかの人間の目には、彼女は映らない。 幽霊と思われるだけだ。いったい、いつからこうなったのだろう。 …

笑い上戸

「オレ、笑い上戸が好きなんだよね」マイミクさん(イケメン)の 日記を見て、ドキン、とした。ワタシ、 お酒を飲むと、すぐ、 笑い出す。全身が ぽかぽかと あったかくなって、 すごく、楽しい。こんなワタシでも、 こんなワタシでも、 こんなワタシでも、 …

【ホラー】生まれたての彼女

「生まれたままのワタシを見に来て☆」 こんなメールに誘われるまま、 ホイホイとカノジョの家まで来た。そこには、 へその緒で母親と つながっている、 生まれたままの姿をした彼女が、 ヌラヌラと光っており──