両津感吉──はがす!
──あ、続きを書くのをすっかり忘れていた。
前回: 夢の中のわたし - 亜細亜ノ蛾 - ダイアリー
以前に見た夢を思い出しながら書く──、
というのもなかなかシンドイですが、
なんとか書いてみようと思う。
こんな感じの夢でした:
「ある日のこと──。
両津勘吉は──ヒマだった。
派しゅちゅ所でぐうぐう昼寝をしている。
部長も中川もパツキン巨乳も、なぜかいないようだ。
それにしても──ヒドい話である。
警ち庁巡ちゃ長ともあろう人物が、
派ちゅちゅ所で勤みゅ中に寝るとは──言語道断だ。
そこで神様は──両津に超能力を与えることにした」
──いや、いやいやいや、オカシイやろ!
とツッコミたくなるのは分かります。
「そこで」の前後がつながっていない。
でもまぁ──そこはほれ、夢ですから!
整合性とか光合成とか女子高校生(ゴクリ……)とか、
そんなん言いっこナシです。
ところで、『こち亀』に出てくる神様と言えば、
市役所みたいなところにいる、変なジジイですよね。
でも、今回の夢では──たしか違う姿だった。
そのあたりは覚えていないし、おもンないし、
ここからもドンドンと脚色していきます。
ということで──:
「神様はしかし、
勘吉に得をするような超能力を使わせる気はない。
『ものすごく役に立たない超能力』
を授けることにした。
その能力とは──、
『ビンに貼ってあるシールをキレイにはがせる』
という、イマドキのエコな能力だ。
ようやく昼寝から目が覚めた両津は、
さっそくその能力に気がつく。
(ついでに、『超』が取れていることにも気付いてね)
いつの間にか出勤してきた中川と秋本の目の前で、
ビンのシールをはがしてみせる。
すると──、
まったく跡(あと)が残らずにシールがはがせた。
はがした後(あと)に残ったビンは、七色に光り輝く。
中川はヤムチャばりにその能力のスゴさを解説し、
秋本・カトリーヌ・麗子は感動のあまりに泣いた。
そういえば部長は夢に出てこなかった──けどいいや。
調子に乗る勘吉は、次々とビンからシールをはがし、
多くの人々を感動させる。
そしてお決まりの展開で──、
両津勘吉は全国放送のテレビに出演した。
まずは肩慣らし的に、市販のジュースビンから、
シールをはがす。
タレントたちも視聴者も、みな一様に驚いた。
世の中には、こんなにも美しい──ビンがあるのか、と。
そして、なにやら瀬戸物のようなビンが出てきた。
どこかの古物商が、このビンについて説明する。
なにやら由緒正しい古式ゆかしい瓶(ビン)らしい。
ビンというよりかは、ツボと呼んだほうがピッタリだ。
──そんなツボにシールが?──というのはさておき。
さて、いよいよ両津がそのツボからシールをはがす。
両津もタレントの視聴者も、緊張の一瞬だ。
そして──あっさりとシールははがれた。
また一同は感動する」
「ピンポーン」「佐■急便でーす」
──そう、なんとこのタイミングで、
現実世界のワタクシは──、
S■GAWA のオジチャンに起こされたのでした……。
それはそれで──オチ、てるかなぁ……。
みなさんお気づきのとおり、人の夢の話なんて、
たいていは──こんなモンですよね……。