休日の朝に危機が迫る
昨日寝るのが遅かったのと、今日は休みなので、昼近くまでだらだらと寝て過ごす事にする。
となりで相方(彼女)も寝ている。相方は「早く起きないと」と何度も言うが、気が付くと寝ているので、二人とも寝ては起き、寝ては起き、という状態でいる。
突然、相方は「仕事に行こう」と言い出した。休日なのに仕事熱心だな、とぼんやりと思っていると、自分にも「会社に行きなさい」と言う。
相方の会社はどうか知らないが、自分の会社は休日に出勤する事が認められていないし、人数は足りているので、何かの冗談かと聞き流していた。しかし、何度も何度も同じことを言われ続けた。
相方は、既に勤務用の事務服姿になっていた(休日なのに、仕事の服を持ってきているなんて、仕事熱心だな)。
まだ何度も「会社に行きなさい」と行ってくるので、自分はついに腹を立てて「うるさい !! 帰れ !!」と怒鳴り散らして、ムリヤリ玄関から追い出した。
その後で、やっぱりひどい事を言ってしまったな、と思った。それに、なにか嫌な予感がしたので、玄関を出て駐車場を見る。既に、相方の車は無かった。さらに、嫌な予感がする …
どうしても、今すぐに謝らなければならないと思ったので、携帯電話で連絡することにする。しかし、なかなか相方の名前が見つからない。
そこで気が付いた。
相方の名前が、メモリから消されているのだ。
もはや、取り返しが付かない状態かもしれないが、追いかけることにする。電車に飛び乗った。もう一度携帯電話を確認するが、やはり相方の名前は消されている。
そもそも、電車に乗ってどこへ行けばいいんだろう ? 相方の家 ? 会社 ? … 分からない。
なかなか発車しないのにいらだちながら車内を見渡すと、見たこともない車両であることに気が付いた。しまった、乗り間違えた !!
というところで、目が覚めた。
となりでのんきに寝ている相方の顔を見て、夢だったということに気が付いた。
「ある確信」があったので、相方が自然に起きるまで待っていた。
起きた後で聞いて見ると、やっぱり相方も「夢を見ていた」らしい。夢の内容は、「なぜか会社に出勤していて、電話がかかってきた」という内容だったらしい。電話の内容は覚えていないらしい。
おお、シンクロニシティ !! と思うと同時に、「はてな夢日記」として書き込もうと思った。
そんな、休日の朝だった。