にゃび、ありがとう

下(前回)の日記では先が長くないと書きましたが、
今日、2010/09/14 の 午前 6:30 ごろ、
「にゃび」は世界で一番高いところへ旅立ちました。
いまは、ただただ感謝の言葉しか出てきません。
あとは、もっともっと、
かわいがってあげたかったな、と思うばかりです。


「にゃび」が家に来たのは、
まだ生まれて 2 か月くらいのころでした。
家中を、元気に──元気すぎるくらいに、
ドタドタと走り回っていたものです。
その時はまだいた、オス猫の「くろ」も
ビビるくらいのオテンバぶりでした。


また、「にゃび」は本当に甘ったれで、
自分が部屋で寝ていると、すぐにすり寄ってきました。
パソコンに向かっていると、ジャマばかりしてくる。
よしよし、とボールなどで遊んであげると、
すぐにバテてゴロゴロしていました。


それが──、急に元気がなくなったのです。
ひょっとしたら、何かの前兆があったかもしれない。
それを見逃していたのでは──、と後悔しています。
旅立つ瞬間に立ち会えなかったことも、残念だな。


「にゃび」はこれからも、
自分の思い出の中で生き続けるでしょう。
そして、先に旅だっていった、
「くろ」とも仲良くして欲しいです。


「にゃび」、本当にありがとう。
自分がそっちに行くまでは、
「くろ」たちと楽しく過ごしていてください。
それでは、また──。

追記

「にゃび」はカワイイという話の追加です。
(もうたくさん?)


最期の一週間くらいは、
急にオレの手指などをなめ始めました。
それまでは、まったく「なめない猫」だったのに。
腕をなめられると、くすぐったいし痛い。
軽くしかると、すぐに止めてくれました。


でも、今度は「にゃび」自身の手などをなめ始める。
そして、「うっかり人間の腕もなめちゃった!」
みたいな感じで、オレの腕と自分の手とを、
交互になめるのです。
それが、超ウルトラかわいい!


でも、そういえば、すこし前から、
ベランダのコンクリートをなめ始めていましたね。
舌触りが気持ちいいのか、ミネラル不足か──。
おそらく、後者だったんでしょう。


あと、よくオレの前だけ「ないたフリ」をしていました。
普段は普通に声を出してなくのに、
オレの前だと口だけを開けて、声を出さない。
そのたびに、「くぱぁっ、くぱぁっ」と音がする。
インモラルかわいい!


「にゃび」の最期の 2 日間は、
何度もケイレンしていたし、口からはヨダレが、
下からは大小がもれていました。
でも、「介護」はまったく苦にならない。
ただひたすらに、かわいかった。
このままずっと、抱いてあげる日々が続けばいいな、
と思っていました。


いま、ジンワリと悲しさが心の奥から出てきました。
この悲しさ・さみしさは、大事に取っておきます。


ああ、本当にありがとう、にゃび!