いつまでもカワイイ「にゃび」!

ウチの「にゃび」は、もう先が長くなさそうです。
前にいた、「くろ」よりも短命になるでしょうね。
くろ、ありがとう - 亜細亜ノ蛾 - ダイアリー


何だか様子がおかしいな──、
と思ったのは 8 月の終わりごろでした。
いつも寝ている高い場所から下りようとして、
ヘンな格好で落ちてしまったのです。
しばらく足を引きずっていたので、
ねんざか骨が折れたのか──
と動物病院へ連れて行きました。


すると、どうも生まれつき脳に問題があるらしい。
そしてそれは、一生、治らないそうです。
そういえば、
さいころは元気に家中を走り回っていましたが、
オカンいわく、立ち方がおかしかったらしい。


現在の「にゃび」は、ジャンプなどとてもできず、
後ろ足を引きずるようにして移動しています。
トイレも、自分ひとりではできなくなっている。


よたよたしている「にゃび」の姿は、
ほかの人には「かわいそう」と見えるでしょう。
でも、自分には今でも「かわいい」のです。
オカンも、前以上にかわいがっている。


人間と猫とでは違うのでしょうが、おそらく、
体の不自由な人が家族にいる場合でも、
同じように思うことでしょう。
「かわいそう──なんて思わないで欲しい」と。


そりゃ、「にゃび」本人は不自由な体になって、
苦しい思いをしているでしょう。
その彼女を「かわいい」と思うのは、
すこし異常かもしれない。
でも、「かわいそう」とは思いたくないのです。


最期まで、いや、いつまでも、
ウチの「にゃび」はカワイイ!