細かすぎて伝わらない Photoshop 選手権

はいはい、またメンドウクサイことを書くよー。
でも、きっと誰かの役に立つと思うんだ。うん。

今回のお題は、
「指定されたサイズ以下に、【自動で】縮小する」です。
「バッチ」と「アクション」という、
自動処理を使う人を想定して書いています。

たとえば、
何十枚・何百枚もの「サイズがバラバラな画像」を
バッチ処理で「640x640px」にリサイズしつつ、
アクションでさまざまな加工をする──みたいな用途で使えます。

この時点で「何?」という人には、必要のない文章ですね。
基本的な質問にはお答えできかねるので、
そのへんはウフフ・アハハということでご了承ください。



結論から先に書くと、
下記のウラワザみたいな方法でできるんですね。

1. 「ファイル>スクリプト>参照...」を選択
2. 下記の場所にあるスクリプトを選ぶ
3. ダイアログが表示される
4. たとえば、mixi 用なら縦横を両方とも 640px に指定
5. 縦か横の長いほうが 640px になるようリサイズされる

スクリプトの場所: (Photoshop をインストールしたフォルダ内)\
Presets\Scripts\Fit Image.jsx を実行(Windows の場合)




「それって普通にリサイズするのと同じじゃん」
と思った人もいるでしょう。

しかし、「バッチ」と「アクション」でリサイズするときに、
通常のリサイズである「画像解像度」を使うと、
縦か横か、どちらか一つだけを基準にリサイズされる。
縦長・横長の写真が混在すると、アウトです。
また、トリミングしたりして元のサイズがマチマチだと、
倍率で指定する方法も使えません。

上記のスクリプトを使うと、
一度ダイアログを開くとその値が記憶されるので、
何百枚も mixi サイズの画像が作れます!



ちなみに、ダイアログを一度も開かずに、
もっと高度なことができるスクリプトもあります。
自分もスクリプトを自作して使っています(エッヘン!)。

Photoshopスクリプトは、じつは JavaScript です。
いまや JavaScript が世界共通言語になっていて、
これが話せると、PhotoshopIllustrator も、
FirefoxGoogle Chrome もバリバリいじれる。



それにしても、
フリーソフトで探せば山ほど見つかる機能が、
十ン万の Photoshop でフツーに使えないのは、
いかがなものか……。

追記

はいはーい、ウソついていましたー。というか、知らなかった。

「イメージプロセッサ」という機能を使えば、自動リサイズもできます! 上記のスクリプトよりも自由度は下がるけど、こりゃ便利だ !!

第8回 アクション機能と一歩進んだバッチ処理としてのイメージプロセッサ | Shuffle by COMMERCIAL PHOTO