【夏の怪談】指に刺さる毛【──か?】
指が痛いな──と思って見てみると、
ツメと指との間に、まつ毛が刺さっていた。
──何を言ってるのか わからねーと思うが、
オレもワケわからん!
最初はトゲかと思った。
なぜなら、しっかりと「それ」は、
ツメのピンクの部分まで届いているからです。
──書いていて、痛い。
で、ピンセットでつまんで取り出すと、
──毛だった。
まつ毛かどうかは知らないが、細い毛。
当然のように、やわらかい。
どうやっても「刺す」ことはできないはず。
でも、事実、さっきまで指に刺さっていたのだ!
なんだろね? スタンド能力?(ドドドドドド──)