うすたの偉大さと俺ら世代

最近、ジャンプ(週刊少年ジャンプ)で不条理ギャグマンガがいくつか始まったが……。不条理というか意味不明というか無意味というか……。

うすた京介の偉大さを際立たせる為だけに掲載している、と言っても過言ではない感じ。「越えられない壁」だよなー。

いわゆる「ジャンプ黄金世代(80年代前期〜90年代中期)」のジャンプを読んで育った才能は、どこへ行ったんだろう? その頃のジャンプを支えた作家同様、他の雑誌に行ってしまったんだろうか。

あの時代が異常だっただけかもしれないが、今のジャンプを読んで育った読者は「まぁ、マンガなんてこんなもん(特に少年誌は)」と思うのだろうな。



というわけで、俺ら世代(自分勝手に、いま30台の人とする)って、なにかというと「昔は良かったなー」が口癖の世代。

ようやく下っ端からディレクタ・プロデューサにクラスチェンジして、ひたすら昔を懐かしみ、リバイバルリバイバルで懐メロ流行り。ある時から急に「恥ずかしさの象徴」だった「テクノ・カット」もしばらく前から見かけるよね。ケミカル・ジーンズなんて、ヒップホップ・シーン(なんだそりゃ)で一瞬だけ復活してた(らしい)のはもう2-3年前の話。

そんな中でも、才能ある奴らによって「新しいもの」は確実に生まれてくる。──と、信じている。信じたい。

ただ、その新しいものを受け入れられないのもまた、「俺ら世代」なんだよなー。せいぜい、俺ら世代に潰されないように祈るばかり。真の才能は、そう簡単に潰されないはず、と信じたい。