笑いは世界を巣くう(ホラー)

笑い顔、とよくいわれる。観音様とか菩薩のようだと言われたこともあるが、それは、言い過ぎだと思う。あと、いま考えたわけではなく、本気でそういうことを言う人がいるのだ。

──自分でも、笑い顔だと思う。怒りっぽい一面があるのに、あまり他人に認識されていないのは、この顔のおかげだろう。

どれくらい前かは忘れたが、ずっと習慣づけていることがある。──自分の部屋の姿見や、洗面台の鏡に自分の顔が映るときは、必ず笑顔にする。「笑顔になる」のではなく、「笑顔にする」と、自分でルールを決めている。──あ、変な壺とか数珠とか、あと真っ白い部屋と看護婦さんとかは結構です。まだ。

──そうやって、日々「自分自身だけに見せる、スペシャルな笑顔」のおかげで、こんにちの笑い顔が形成されているわけ──かと思ったが、昔から笑い顔なのでした。ファ●ク!

いやいや、それにしても、いいよ。「鏡を見たら笑顔ルール」。

誰だったか、往年の女優さんで「寝る前に何十分か、奥歯で割り箸を噛む」ことによって素敵な表情を保っていた──というエピソードがあるらしいけど、それよりは簡単にできるし。



んで、そんな素敵スマイリストな自分からみると、まぁ、世間の、下々の、人々の顔の、何とまぁ──ぶさいk、もとい怒り顔なことよ。──え、みんな朝から輪ゴムでも食った? 昨日買ったプッ●ーが病んでた? PS3 かと思ったら PS ONE(よりによって)だった? みたいな(みたいなじゃねぇよ)。

──みんな、スマイルスマイル☆