一生一緒に──?

昨日の日記のコメント欄で、自分が勤務している会社が行っていることを「布教」と表記していたのが面白かった。

──なるほど、考えてみると、ほとんどの仕事というのは「布教活動」なのでは。



昔聞いた話で印象的だったのが、

トヨタの経営者は、街中を走る車がすべてトヨタ車だったらいいのに、と考えている」

という話。

この話の要点を考えてもらうと、上記の話は、別に事実じゃなくても構わないことが解る。

あと、別にトヨタ社だけの話でもない。

経営者にとって、自社ブランドを浸透させたい、というのは当然の考えだ。

「ちょwwwwww そんなトヨタばかりになるわけないじゃんwwwww」

という人は、少なくとも大企業の経営者になる器はない。

経営者は、冷静に自社製品の普及率を考えながら、同時に「街中を走る──」と思うことができる、と思う。



そう考えると──やっぱり「布教活動」、だよなぁ。

「私は一生、我が社を信じます!」

という信者──もとい社員を受け入れられる会社は、減ってきているようだけど。