脳は面白い

仕事から帰ってネットやってベットでグッスリ(韻を踏んでいるようで惜しい)。

起き抜けのボーッとしたアタマでぼんやり考える。

──考えるって、何だろう、とか。

──無知と知ったかぶりはどっちがタチ悪いか、とか。



先日、知人が相方に向かって無知っぷりを攻めていた。まぁ、相方の無知さ加減にはあきれる自分だが、あまり見ていて気分のいいものじゃなかった。

──が、その知人も余り物の道理を知っているように見えない。そこで「無知と知ったかぶりは──」と思った次第。



──で、その時に「ニューロンシナプス」の話になった。知人は、一生懸命に聞いてきた話を説明しようとしていたが、途中で余り理解していないことに気がついたようで、やめた。

自分はおぼろげに「神経細胞」のことと記憶していた。エヴァで「──シナプス挿入」というセリフが出てくるので、シナプスのことは「神経伝達物質」かなにか、液体的なイメージを持っていたが、違うようだ。

このあたりは、自分も余り理解していないので、少し勉強してみよう。



少し、ネット上で文献を流し読みした。

やっぱり、ニューロンが人間そのもののように感じた。すなわち、個々では何もできないが、千万億──と集まってひとつの《意思》を持つ、というような。

ニューロンが情報をやり取りする方法は、電気信号の「ONとOFF」、つまり「0と1」によるもの、ということらしい。このあたりは昔から少し予感がしていた。結局、科学の進歩する先は、人間たち自身の模倣になる、みたいな。

読んでいると、ネウロの《電人HAL》の話が、余計に面白く思えてくる。夢野久作センセの「脳髄は物を考える処に非ず」とか。

それにしても、脳は、面白い。もっと知りたくなった。もっと勉強しよう。



──のちのディスティ・ノヴァである。