マンガのうまへた
物事には、どんなことにも「上手い・下手」というものがある。例えばベッドの中d(中断)
(再開)
マンガには、「上手い・下手」というものがある。絵だけ上手くてもダメである。話が下手なのは以ての外。
週刊少年ジャンプ読みを続けて20年余りの自分が思うに、今のジャンプで一番「上手い」のが『アイシールド21』。
『アイシールド21』の主人公が所属するチームは、全員が全員、どこか欠点があるメンバばかり。──いや、むしろ「欠点だらけだが、一点だけずば抜けている」奴らばかり。
それなのに、マンガ自体は「絵は上手いし話も上手い、マンガとしての(見せ方|魅せ方)も上手い」というのは皮肉というか小粋だ。
「絵は上手いし話も上手いが、マンガとしての見せ方は下手」なのが『ワンピース』(非難囂々)。──というか、戦闘シーンはやめて、「御涙頂戴話」をもっと混ぜた方がいいのでは。
「応登楼(おうとうろう)!!!」「閃(ひらめき)!!!」「砂紋(さもん)!!!」「鎌麒麟(かまきりん)!!!」
──えーと、それなんてカードバトル? 遊戯王?セリフで戦ってるやん。
「絵は下手だけど、話もマンガもずば抜けている」のが『〜ネウロ』。このひとは言うこと無し。──たぶん、10年選手になってもこの絵柄は変わらないと見た。だがそれがいい!
「絵も話もマンガも下手」なのが『NARUTO』(お怒りはごもっとも)。何というか、ままごとというか部活チック。「生死の狭間に生きる忍者」らしさが描けていない。すぐに後ろを取られる忍者なんて、このマンガくらいでは。
とっとと、ナルトとサスケがイチャイチャしてサイが嫉妬する展開にすればいいと思う。
──なんだか、ずいぶん非道いことを言ったような気がする。いろいろ書いてきたが、最後に紹介するこの人には敵わない。
「絵も話もマンガもずば抜けて上手いが、マンガ家として(人として?)の生き方が下手」な、とがs(中断)