久しぶりにカラオケ

仕事が休みの日は、家でゴロゴロ過ごすことが多くなった。まるで〈ダメなお父さん〉みたいだ。子供も奥さんもいないのに。

──と、いうことで外に出ることに。行った先は図書館とカラオケ。──両方とも屋内じゃないか、という突っ込みは野暮というもの。

相方(ロシア語で言うところの、“カノジョニコフ・コイビトノスキー”)と二人で二時間半ほど歌った。一昔前は、仕事帰りにカラオケに行って何時間も歌う、ということが週に四、五日あった。残りの半分は酒を飲みに行っていた。

さすがに最近はカラオケに行く機会が減って──カラオケ仲間がいなくなったのだ──、喉を鍛えることがなくなった。二時間の内、半分は歌っていたか。帰る頃には声が嗄(か)れていた。何とも──弱くなったものだ。

歌った曲の内容も、歌い慣れた曲ばかり。新曲はほとんど無い。サザンオールスターズBUMP OF CHICKEN東京事変がほとんど。

たまに歌を歌うのもいいな、と小学生並の感想。自分は普段、かなり声量が少ない。要するに、ぼそぼそと話す。歌を歌うと、いつもは出さない声量と音域を使うので、何だかすっきりする。

それにしても──「おい、今からカラオケ行こうぜー」と誘うとすぐ来るような友達が欲しいものだ、と思った。