本とインターネット

今日は休日。

Amazonマーケットプレイスに出品していた(そして忘れていた)貞本義行氏の画集(壱万参千円也)が売れたので、郵送した。出品価格は5,000円だが、もろもろ引かれて3,000円強くらいに。

初めは宅配にしようとしたが、かなり大きいとはいえ書籍なので、郵便局の〈冊子小包〉を利用した。通常の〈郵パック〉だと900円くらいになるが、〈冊子小包〉だと600円くらい。書籍を送る機会があるときはお試しあれ(何人に伝わるんだろう)。

休日はなるべく本に触れるようにしている。古本屋と書店に寄って帰った。昨日買いそびれた『モデルグラフィックス』を買った。

自宅から5分もかからないところに書店があり、かなりありがたい。ありがたいのだが──かなり規模は小さい。いわゆる〈新書〉が少なくて、新書サイズの小説は、森博嗣氏と京極夏彦氏で半分くらいを締めているのではないか──というのは大げさだけど、それくらいの印象。

地方者の悲しさ──といえばその通りだが、Amazonがあるからほとんど困ることはない。自分が学生時代では考えられないくらい便利になった。昔ハマっていた〈ゲームブック〉は、当たり外れが激しい上にパラパラ流し読みしても面白さが判らないことが多く、かなりの駄作を掴まされた。ゲームブックに限らず、周りに本好きが少なかったので、〈面白い本〉に巡り会うのに苦労した。

それが今やインターネットのおかげで。──こうして駄文を書き連ねて限りある人生を無駄にしながらでも、ほんの数十秒で「ああそういえば」とか「おやもしかして」と疑問に思ったことがすぐさま解決する(または解決した気になる)。「この本を買った人はこんな本も」など、書店の店員は絶対に言わないような、「ご一緒にポテトでもどうですか」感覚で本を勧めてくれる。──何と、便利なんだろうか。

冒頭に書いた、画集を売るなどと言うことも、一昔前だと「最寄りの古本屋で1,000円くらいで」売るしかなかったのだろう。──さすがにその値段では売らないが。

兎に角、インターネットの普及というのは、人類の歴史の中でもかなり大事件といえるだろう。十年前には想像ができなかったようなことが、日常茶飯事だ。──最近思うことは、「100年後の世界が見てみたい」ということだ。残年ながら、それは叶わないだろう。一体、100年後、200年後はどうなっているんだろう。

──恐らく、1000年経っても男は女よりコドモなんだろうなー、と想像する。