ISPのサポートをしていると

ISPインターネット・サービス・プロバイダ)のサポートというヤクザな仕事をしていると、いろいろ不満に思うことも多い。

自分が働いている会社は、県内でも最大手のISP──の関連会社で、自分は派遣社員。「派遣の派遣」「下請けの下っぱ」みたいな感じ。お客様とは、電話での対応のみを請け負っている。

そのISPではインターネット機器だけを扱っていて、PCやルータなどは扱っていない。そのため、さんざんPCの操作をお願いしたあと、「PCの不具合が原因ということが分かりましたので、PCショップやメーカにお問い合わせいただけますか……」と終わることがある。

車を車検に出して、「点検の結果、エンジンにトラブルがあることが分かりました。メーカに問い合わせてください」と言われて、「そうですか」と納得する人がいるだろうか。

自分は、PCに詳しい方なので、「ああ、いまこのお客さんの家に行ってPCの操作ができたら直るのに……」と思うことが多い。そんなときでも、だましだまし対応を終わるしかない。

かといって、PCやルータまでもサポートできる環境だと、覚えることが多くなってパンクするだろうな──(シド・ヴィシャスになる、ということではない)。