MSXとの出会い

MSXは1も2も買ってもらった。いまだに押し入れの奥にしまってある。ソフトも10数本置きっぱなしだけど、溶けたりカビが生えていないか、心配だ。



MSXといえば、なんと言ってもコナミのゲームが面白かった。ROMカートリッジを二本差せる機種だとさらに熱い。片方のROMカートリッジにコナミのゲームを差し、片方に『コナミのゲームを10倍楽しむカートリッジ』や、別のコナミのソフトを差すと、ゲームが改造される──という、公的抱き合わせ素晴らしいアイデアだった。

コナミのゲームでは『魔城伝説II 大魔司教ガリウス』がかなり面白かった。より一般的な説明としては「『ドルアーガの塔』を横から見た感じ」が近いと思う。ドルアーガ同様、「こんなの分かるか!!」な条件を満たさないとアイテムが見つからないゲームだった。攻略本も無い時代なので、『MSX・FAN』『MSXマガジン』がボクタチのバイブルだった。



MSXで印象に残ったゲームは多い。2より1の方が思い入れが深い。ボルフェスと5人の悪魔 (クリスタルソフト)は、なかなか謎が解けず、メーカに手紙を送った。数日後、手書きで攻略法が送られて来た。かなり感動をしたのを覚えている。

XANADU』は何度もクリアした。いろんな攻略方法を考えたりするのが楽しかった。前作の『ドラゴンスレイヤー』は3面しか進めなかったが、何度も挑戦した。この二作品は、いまでもやってみたい。ドラゴンスレイヤーは、いまの技術ならFlashでできるんじゃないかな?

あとは『Wizardry』とか。フロッピーを利用するゲームで、「Wizardry用のシステムディスク」を作る必要があり、これも何分か待たされる「儀式」だった。戦闘で死んだら復活するのにかなりリスクを伴うので、「フロッピーを二枚用意して、交互に差し直す」技を開発したりした。