一所懸命にこだわる
こう見えて(どう見えて?)、
「日本語の文章を書くこと」にはコダワリがあります。
たとえば──。
一般的には、「一生懸命」とよく書かれます。
でも自分は、「一所懸命」と正しく書く。
──なぜかというと、
「一つの所に命を懸ける」
から「一所懸命」なんですよ。
「一生」「懸命」な人って──、
それはたんなる生まれつきの頑張り屋さんです。
たぶん、「いっしょうけんめい」のほうが
口に出して言いやすいから定着したのでしょう。
でも、その文脈で行くと──、
「女王」は「じょうおう」と読む人が多いから、
「上王」と書こう! そうしましょう!
──などという、おかしなことになってしまう。
B★RS と初音ミクが同じキャラになってしまう。
ところで、自分は別に
「正しい日本語を使おう!」
と言いたいわけではありません。
たとえば──。
最初に「コダワリ」と書きました。
一般的には、「真剣に取り組んでいる」といった、
どちらかというと良い意味で取られているはず。
しかし、本来の言葉の意味は、下記のとおりです。
こだわ・る〔こだはる〕 [動ラ五(四)]
- ちょっとしたことを必要以上に気にする。気持ちがとらわれる。拘泥(こうでい)する。
- つかえたりひっかかったりする。
- 難癖をつける。けちをつける。
またまた例を挙げるとするならば!
「純愛」と思ってやっていたことが──
「ストーカ」と思われた……。
くらいの差があるのですね。
そう、「コダワリ」に関しては、
一般的に知られている意味あいと、
本来の言葉の意味とは、
かなりの差があるのです。
では、一般的な解釈を取るか、
正しい言葉を選ぶか、
どうやって決めているのかと言うと──、
その場その場の「ノリ」だったりする。
ノリで書き殴ったことを、
どうやって世間のミナサマに伝わるようにするか──、
一所懸命に考えるのがまた、面白い!
あ、そうそう、
以上は自分だけのコダワリですが──、
「性癖」という言葉をよく使う人は、
ちょっと本来の意味を知っておいた方が良いと思う。
自分以外にも、気にして聞いている人がいるかも。
【閲覧注意!】あじもすの性癖を公開! - 亜細亜ノ蛾 - ダイアリー
あと、「人恋しい」という意味で
「人肌恋しい」と書いている人も──、
自分のキャラと言葉が合っているかどうか、
ちょっと考えたほうがよろしいかと……。
Q. (・) (・)<「人肌恋しい」って どういう意味?>
A. (^)=(^)<「抱いて」に決まってんだろ、言わせんなよ恥ずかしい>