ひどいファッション

昨日、マンガ喫茶で男性向けファッション誌を何冊か読んで、驚いた。若者向けで、ターゲットは20台前半までの雑誌。多分、「ホットキャット」とか「メンズ・ノノタン」とかそんな名前。

着こなし例や各地の街角スナップなどを見たのだが──どう見ても変! 変な柄や変な丈、変な着方ばかり。しかも、両方の雑誌が似たような特集(バリュー服がどうしたこうした)を組んでいる。

そんな変な服を着た人たちが「どう? 俺、イケてるだろ?」みたいなすまし顔。何度も隣にいるカノジョに「これ、大丈夫?」と確認した。

カノジョが読んでいる女性誌は、なかなか可愛いファッション。しかし、どのページを見ても、同じモデルが同じ笑顔で同じような服を着ている。「小型犬の鳴き声」のような雑誌名だったので、ひょっとして主役は犬だった可能性もある(犬が出てくるページがなかったような気もするが)。

まぁ、ようするに、自分が年を取った、ということだろう。自分が若かったら、無批判でそれらのファッションを受け入れていただろう。昔は洋服が好きだった。今はもう、「早く和装が似合うようになりたい」とまで思っている(年を取ったら和装が似合う、という訳でもないのだろうが)。

それにしても、冒頭のファッション誌はひどいと思う。共感が得られるかどうか不安だが、一度見てほしいところ。