本に散財デイ

本を読んだので感想を書いた(小学生の日記か)。

ロートレック荘事件』(筒井康隆・著)の「おとなり小説」とは : 亜細亜ノ蛾 - Weblog
http://asiamoth.com/mt/archives/2006-12/15_2325.php

手持ちの本を読んでしまったので、ブラッとブックオフなんぞに入ってしまい、出てくるときには 10 冊くらいの本を持っていた。──まぁ、給料が入ったばかりなのでいいが(といっても 2500 円くらいの散財)。

本を読むたびに思うのが、「自分はちゃんと本を読んでいるのか?」ということ。小学生が読書感想文を読むときも、似たようなことを感じるだろう(それよりも原稿用紙の枚数の方が頭の大半を占めるのだろうが)。

一冊読み終わるのに、文庫本だと半日もかからないと思う。ただ、「本を読む時間」と「目が活字を追っている時間」がほぼ等しく、「内容を咀嚼する時間」がほとんど無いんじゃないかな?

森博嗣さんは「読む時間と書く時間が同じ」くらい読むのが遅いそうだ──いやそれって、「書くのが早い」だけなんじゃ? でも、一度読んだところはほとんどの部分を覚えているらしい。自分は、「概要の概要」くらいしか覚えていない。例えば、300 ページの本を読んでも、3 ページ分しか覚えてないような。

そうなると、本を読むこと自体が無駄に思えてくるが──いやいや、例え、ほとんどの部分を忘れても、「本を読んだ」という経験が自分を進歩させる、と思いたい。思おう。──思ってもいいかな?

あと、本の内容を覚えていなくて困ることといえば、人に本を勧められないことだ。──といっても、勧めるような知人も少ないが。