健康は死んでも手に入れろ!

もう昨日のことだが──昼間、温かかったので一年ぶりにジョギングしながら市民センタへ。「市県民税を払いに行く」という面白くないイベントを消化した。せっかくの休日も、このようなイベントしか起きなかった。

走っていた時間はごくわずか、20分足らずだったが、走っている間にいろいろと思考できて面白い。血流が良くなるのと関係するのだろうか? 走り終わったあとのシャワーが気持ちいい。「生まれ変わったような気分」とまでは行かないが。

とはいえ。走ってきたのは車道の近くなので、たっぷり排気ガスを吸い込んでいるだろう。決して、〈健康的〉な行為とはいえない。以前、スポーツジムに通っていたが、どんな人が来ているか判ったもんじゃないし(病気とか)。今の世の中、空気清浄機の完備した室内で寝て過ごした方がよっぽど〈健康的〉なんじゃないだろうか。それは、言い過ぎか。

そういえば、「いかにも健康そうな人」ってほとんど見かけなくなった。一昔前、自分が子供の頃は「ぽっちゃりした子供」は健康そうなイメージだったが、今見ると「糖尿病に気をつけましょう」ということになりそうだ。

少し前の日記に「〈健康ブーム〉なんてものはなくて本当は〈病気ブーム〉」と書いたが、まさにその通り。「病気になって当たり前、アレルギーがあって当たり前、具合が悪くて当たり前」な世の中になってきている。健康は努力とお金を支払って、ようやく手に入るもの──。

ただそれを言い出すと、いつの世の中でも「健康が当たり前に手に入るのは一部の特権階級のみ」だったような(歴史にうといので無茶言ってる可能性あり)。それに比べると、今の世の中は「正しい知識と適度なお金」で健康が手に入るだけ幸せかも知れない。──長々と書いた割には当たり前の結論が出て絶望した!