デスノ話ですの(ありがち)

今さらだけど、今週のデスノートはよかった。先週、先々週と「デスノ、もうダメか……」と思っていたのが嘘のようだ。

問題は、来週以降の展開だが……。

デスノートは、〈安楽椅子殺人者〉を〈発明〉した時点で、「大場つぐみは神!」だと思う。

──〈安楽椅子殺人者〉とは──

「室内にいながらにして(安楽椅子に腰掛けていても)、殺人を行うことができる人物」のことで、asiamoth(私だ)の造語である(勝手に作ったんかい)。ちなみに元ネタは〈安楽椅子探偵〉ね。

おそらく、自分が知らないだけで前例は山ほどあると思うが、「少年誌の」「『週刊少年ジャンプ』で」登場させたのが凄い。読み切りでデスノートというアイデアを出し、様子をうかがってからとはいえ、よく編集部は認めたものだ。

デスノートは、

1. 名前を書かれた人間は死ぬノート
2. 日本で一番の優等生
3. 世界一の探偵
4. 傍観者の死神

を考え出したというだけで、成功。これだけの素材なら、よっぽど力量がない作者が描かない限り、大作になる。

そこに、小畑氏の絵が加わるのだから、名作にならないわけがない。

このあと、〈天下一デスノート大会編〉とか〈カラーデスノートレンジャー編〉とか〈突然ファンタジーの世界へ〉とか──頭が●しいとしか思えない展開になったとしても、デスノートは名作、と言いきれる。
さて、少なくとも第二部は終わりが近付いてきた。はたして、どう締め括るか──。

「そして10年後──」とか、ナシね。