久しぶりにはっきりした夢

昨日あんなことを書いたせいか、懐かしい人の夢を見た。
覚えている範囲で詳しく書いてみる──


──夢の中の場所は、地元の駅近くの商店街に似ているが、架空の場所。

遠い昔──2年ほど前に付き合っていた、10歳年下の女子高生──仮にKとしておく──に「どうしても会いたい」と電話している自分。

返事は──「2時半にニシ公園で」
「ニシ公園」などという場所は地元に無いが、夢の中の自分は「神社の横のあの公園」と判っている。


14時を少し回ったころ、早めに向かって待つことにする。いつも遅刻ばかりだった自分には珍しいことだ。

公園の近くで知り合いらしい男に会い、親しげに――それこそ「よう! ブラザー」と言い出さんばかりに――挨拶し、雑談。
誰かを待っているらしいので、一緒に待つことにする。
ちなみに、その男に覚えはないし、チンピラ風なので現実世界ではかかわりたくない感じ。



「それ」は急に始まった。



チンピラが待っていたのは、やはりチンピラだった。子分だろうか。そいつがいきなり「誰か」の腹をナイフで刺した。いつのまにか周りにいた何人かのチンピラは「蜘蛛の子を散らす」ように逃げていく。

──ちなみに、この時の視点は俯瞰(上から見下ろした状態)。自分の夢は、自分の視点以外になることが良くある。夢の中で自分を見ることが多い。ある時は、「これは夢で、自分はこんな役を演じているんだ」と「判る」こともある。

普段ぼんやりしている自分でも「なにかヤバイ事に巻き込まれそう」なのは判るので、さりげなく無関係を装って――無関係だが――その場を立ち去る。


そこからは覚えていないか、あるいは目が覚めた。
結局Kとは出会わなかった。夢の中の自分は、その後Kと出会えただろうか? その場合、いったい何を話すのだろう?

現実世界の自分がKと会うことは、おそらくないだろう。
しかし、いつか互いが「昔のこと」を忘れたころに出会ったとしたら……Kはどんな顔をするだろう? 自分は?