「雑誌」の「雑」は「雑」の「雑」

いま、写真の勉強をしています。
といっても、ウェブや雑誌の写真を熱心に見るくらいですが。

ところが、書店にある雑誌は面白くない!
正確に言うと、「良い写真が載っている雑誌」がないのです。

写真・カメラの雑誌には、「カメラの使い方」や「新製品情報」は載っている。
しかし、「作品」としての写真は、ほとんどありません。
どの写真も広告みたいで、メーカからもらっている金のニオイがする。

女の子向けのカメラ雑誌は、どれも こぢんまりとした写真しかない。
「しょせん、女性が撮る写真なんてこんなもの」という根性が見て取れます。
HIROMIX やニナガワの「次」を出そう、という気はないのでしょうか。

ファッション雑誌も、「写真として素晴らしい写真」がない。
言うまでもなく、男性ファッション誌は全滅。全部、カタログ本です。
女性向けの中では「VOGUE」がまあまあ見られる感じ。
自分がファッション専門学校に行っていたころ(紀元前くらい?)に
参考にした「装苑」ですら、いま見るとカタログですね……。

カタログはカタログで便利ですが、自分は「作品」が見たいんだ!
「雑誌」に「雑」という字の入っている意味が、なんとなく分かります。

さて、そういう視点で見ていくと、素晴らしい風景写真が、
「釣りの雑誌」で見つかったりします。
風景写真の撮り方をいろいろ書いた雑誌よりも、釣りのほうが上。
──なんだかなぁ……。