殺人犯と英雄との違い

ネットでは、よく
「普通に 1 人殺せば殺人犯で、
戦争で 100 人殺せば英雄になる」
といった言葉を見る。

この言葉を、
「数が多ければ美化される」
みたいな意味で引用している人が多い。
──自分は、すこしビックリしてしまう。
それは明らかに違うだろう、と。

この話は、
「殺人の目的が、
公的か私的かの違い」
と取るのが普通の感覚だと思う。

たとえば、自分のように
カワイ〜イ女の子へ
カメラを向けてバシャバシャと
写真を撮っていると、
ヘン■イ扱いされる──
もとい、「たんなる趣味」だ。

それが、スタジオで
アシスタントを連れて
露出計なんかを揃えて
モデルさんにバカでかい
カメラを向けると、とたんに、
変な髪型になる──
(キシンとかアラキとか)
──ではなくて、
「写真家としての仕事」になる。

ようするに、誰かに認められてやるか、
自分で勝手にやるのか、その違いだ。