サポートと業者の争い(おおげさ)

ISPの関連会社で電話サポートをしていると、(前から何度も書いているが)たまに業者から電話が入る。
お客さんの家から携帯電話でかけてくることが多く、ほとんどが、極々基本の設定方法を聞いてくる。


仕事として、つまりお客さんからお金をもらって訪問しているのに、そんな質問をしてくる神経が信じられない。
料理屋で、注文を聞いてから隣の店にレシピを聞きに行くようなものだ。


つい最近もそんな業者から電話があり、「スタートボタン、ってどれ?」という信じられないような言葉を聞き流しながら、設定を案内した。
時間はかかるし、うまく操作はできないし、という状態で、お客さんに代わってもらいたいくらいだった。
こっちもお金をもらって対応しているので、不満を表さずに対応を終えたが、気分が悪かった。
そんな基本的なこともわからない業者が、お客さんからお金をもらっているのか、と。

しかし──
ふと思ったことがある。
その業者というのが、お客さんの家にインターネット機器を取り付ける業者。
ひょっとして、元々はそれだけが仕事だったのが、お客さんの要望が多いので、パソコンの設定までやることになったのでは。
どう考えても、パソコンの設定を専門にやっている業者の人ではなかったので、本当は自分達がしなくてもいいことを、サービスでやっているのかもしれない。
そう考えると、不慣れな事を必死になってやっている業者のおじさん(想像)に腹を立てて、申し訳ない気分になってきた。

ところで、お客さんから設定料金を取った上で、自分が働いているサポートセンタに電話をかけてきて、基本的な事を質問する業者がいる、という事実は書いておく。
そっちは、同情の余地なし。