バレンタイン・デイが終わって

その昔──。

ハタチ過ぎの頃、寂れた街の淋しいゲーセンでバイトしていた。店番は自分一人。

正月も盆も、クリスマスもバイト──。


ある年のクリスマス・イブ。

どこかでカレシとよろしくやる(古い表現)前の時間潰しに、ゲーセンに来る女子たち。当然、彼女たちと自分の接点は──ない。


さて、いつもと同じように、閉店後にトイレ掃除──。

その、女子トイレの地獄絵図はいまだに脳裏に焼き付いている。

まぁ、オンナノコは色々と大変だなぁ──

──というか、

「クリスマス・イブにカノジョが生●って、カレシ乙 wwwww」

てきなことを思っていた、dt の俺ガイル。


さて、バレンタイン・デイが終わって、カノジョを見送った後に、何故このような思い出話を語っているかというと──。