縁は異な物──
今日もまったりした職場だった。三箇日は出勤するに限る(ちなみに「正月三箇日」という言い方は「馬から落馬」みたいな重複になるらしい)。
昨日の夜、ふと思い立って懐かしい友人に「あけおめ」メールを送ったら、珍しく返事が来た。また飯でも食いに行くことに。いやはや、連絡はマメにするべきだな。
それで、最近よく思うことがある。──どうして、こんなにも自分は他人との接触を避けるのか……。
学校が変わるたび、住む場所が変わるたび、職場が変わるたび──そこで知り合った人たちと、途端に疎遠になる。ということが、自分の中では当たり前として過ごしてきた。
──いや、ほとんどの人がそうしていると思う。しかし、それにしても自分は徹底して疎遠になっている。避けている、というわけではなくて、「環境が変わったら縁も変わる」と思っている節がある。
そして、そのことを「損だ」とか「変わっている」とは思わずに過ごしてきた。──しかし、最近、「──それで良かったのか……」と、少し後悔している。
「縁は異なもの味なもの」という言葉は、男女間の結びつきを指す言葉(ということをさっき調べた)だが、異性に限らず、人との縁は不思議なものだ。だから「自分がどう思っていても、疎遠になるときはなるし、残る人は残る」と思って生きてきた。
しかし──どちらかというと、環境が変わると自分から「じゃぁ、今日からは、他人です」オーラを出してきた気がする。無意識的に、意識的に。
──それは、今後はやめよう。これも今年の抱負にする。