特別な毛

休日出勤は楽なので好きだ。──障害が起きなければ。

今日は接続障害が起こったので電話が鳴りっぱなし。

「実はお客様がお住まいの地域で障害が発生しておりまして。現在、復旧を急いでいるところです。──はい、はい、お客様はお待ちいただくだけで結構です。」x20、というところ。

全体で30件くらいの問い合わせがあったので、──おいおい、ほとんど自分が対応していたのかよ! そりゃ声もかれるってなもんだ。

──声はコピペできないんだっけ?

というか、音声ガイダンスに従って──というのを導入して欲しい。

というか、そうすると人間イラネ。



職場に、毎日2リットルの水を持ち込んでいる。今日は、仕事が終わる前に水がなくなって困った。

帰ってきてからも2リットルくらい飲んだ。朝方も1リットル近く飲むから、今日は5リットルくらいか。

大体、毎日3-5リットルは水を飲む。それが自分にとっての、普通。



「わたし、乾燥肌で困ってるんですよねー」(何故か誇らしげな口調で)

という女子に限って水をあまり飲んでいない、ということがあって、軽くめまいが。どこから潤う気なのだろうか。

──あれか、『美味しんぼ』に出てきた「水をあまり与えない方が美味しいトマトに育つ」メソッドか。

トマトは空気中から水分を摂るための、何とかいう《毛》が生えているから成り立つのであって──。

そのうち、「水飲まないけど潤いたい女子」にも、特別な毛が生えてくるのだろうか。