素直が一番
今週の(もうすぐ先週)ジャンプネタ。ちょっとコトコト煮込んだが、上手く煮詰まらなかったネタ。
『BLEACH』に出てくる女キャラで、「メガネ・女子高生・制服」という定番の装備に「エロ本を読んでいる」というトンデモ武装の女の子が出てくる(名前覚えてないので、以下《メガネ》で統一)。
主人公の一護が、メガネに「このスケベ女!!」と言い、それにメガネが言い返す。隣にいた金髪男が口を挟む、という場面。
メガネ「スケベやないわ!!興味津々なだけやっ!!」
金髪「世間的にはそれをスケベって言うんだろ」
メガネ「何や あんたやってキョウミあるくせに!!」
そのあと、金髪が何か叫んでいるが、コマの角の方なので内容は判らない。
さて、読者は
金髪「アホか!! 興味あるか!!」
みたいな《返し》を想像したはず。
しかし、我々はこの金髪男についてあまり情報を与えられていない(世間的にはそれをキャラ出し過ぎと言うんだろ)。
上記のような《返し》は「性的なものに興味があることは、罪悪である」という教育方針に毒されている。あるいは「えっちなのは、いけないと思います!」的発想。
そこで、新世紀の読者はこう見てはいかがだろう。世の中、素直が一番。
メガネ「スケベやないわ!!興味津々なだけやっ!!」
金髪「世間的にはそれをスケベって言うんだろ」
メガネ「何や あんたやってキョウミあるくせに!!」
金髪「ああ、あるぜ 前からお前に興味津々だ」
メガネ「ホンマか!!うれしいわぁ!!」
金髪「や ら な い か」
その時、(主人公)一護はひとりで皿を洗っていたという──。