切ない・Part II
この前、アザラシの子育て映像をTVで見た。卵を暖めて、孵った子アザラシが親離れするまでの映像だった。
途中、ハゲタカみたいな鳥が、赤ん坊アザラシを突っついている。血まみれになった我が子を、親アザラシは助けられなかった。なぜかというと、その子を助けると、他の子が食べられるから。
──何ともやるせない気持ちになったが、そのハゲタカもどきも親鳥で、自分の子供に「えさ」を与えていた。──何とも切ない。「それが自然の掟だ」というのは容易いけど。
子「ママー、きょうのばんごはんはなにー?」
親「○○くんの大好きな、ハンバーグよ」
子「やったーーー!!」
牛「……」
追記:
※注意※
この日記は小説であり、フィクションである可能性があります。
たとえば、上記の「アザラシ」は「ペンギン」である可能性や、「卵を産む想像上のアザラシ」である可能性があり、油断は禁物です(何がだ)。